2012年03月27日

アクセシブルな開発環境「日本語プログラミング言語・プロデル」の紹介

■アクセシブルな開発環境「日本語プログラミング言語・プロデル」の紹介

※2015年5月9日 追記と修正あり。主に対応OSと.NET Framework のバージョンについて。

こんにちは。yanikunです。
このページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
このブログでは、日本語プログラミング言語「プロデル」について書いていきます。…と言っても、私が「プロデル」を完全にマスターしているわけではありません。まだまだ勉強中で、わからないことの方が多いくらいです。
それでもこの無謀な試みを決行するのは、プログラム作りの面白さを、より多くの音声ユーザーの皆さんに知ってほしいと思ったからです。

プログラム作りの目的は、もちろん 自分で自分の欲しい機能を持ったプログラムを作ることです。特に音声ユーザーの場合は、音声とキーボードで操作できるのが必須条件となりますから、使えるソフトの数や種類が大きく限定されてしまいます。
インターネットで検索して、自分の目的にぴったりのソフトを見つけたが、いざダウンロードして使おうと思ったら、全く音声が出ず、キーボードでの操作も出来ない、という悔しい経験は、多くの音声ユーザーがお持ちだと思います。

プログラム作りのもう一つの効用は、プログラムというものがどんな仕組みで動いているのか、そして OS(Windows)とプログラムの関係が どうなっているのか、などがだんだんわかってくることです。これは、他のプログラムを使う時にも役に立ちます。

さて、能書きはこのくらいにして、ここで「プロデル」の特長を挙げていきます。

1.日本語でプログラムが書ける。

このページを開いた人の中には、これまでプログラム作りに挑戦し、途中で挫折してしまった経験をお持ちの人も少なくないと思います。
挫折の原因はいろいろあるでしょうが、ひとつにはプログラムが英語(アルファベット)で書かなければいけないということも挙げられると思います(← はい それは私です)。

プログラムで使われる言葉(文字)は、もちろん意味があって使われているわけですが、最初のうちは、訳のわからない横文字の羅列に面食らってしまうことでしょう。
その点「プロデル」は、命令や変数などプログラムの用語が、普段使っている日本語に近い言葉で記述するようになっているため、はじめから意味を理解しながらプログラムを書くことが出来ます。
また、音声ユーザーの場合は、目視で文字を確認することが難しいため、ひと文字ずつカーソルを動かして確認することが必要になります。その点でも、日本語の方がすんなりと頭に入ってきます。

2.編集領域が完全に音声化される。

プログラミングに使われるエディタ(スクリプトエディタ)は、音声で使うことが難しいものが多いのですが、プロデルのエディタ部分は、Microsoftの「WordPad」などと同じ「リッチテキスト形式」なので、そうしたエディタと同じレベルで音声化されます。

3.作成したプログラムが 音声とキーボードで操作可能。

「プロデル」で作成したプログラムのウィンドウは、ほとんどが音声化され、ボタンやテキストボックスなどの部品も、ほとんどがキーボードで操作可能です(一部に音声とキーボードで操作できないもの有り)。
また、プログラムから出力されるメッセージ(ダイアログボックス)や、プログラムにエラーが発生した時のメッセージも音声で確認することが出来ます。
特に 最初のウチは、ウィンドウを作らず メッセージボックスで結果を確認しながら勉強を進めていくことが多いため、メッセージボックスが音声化されることの意味は大きいと言えます。

■対応する動作環境

「プロデル」の対応動作環境について、公式サイトから一部を引用しながら説明します。

対応するWindows:Windows 8.1/7/Vista/XP/2000/Me/98の各エディション

必要なソフトウェア:
NET Framework 4.0(以上)
Mozilla Firefox, Google ChromeなどのWebブラウザの最新版、かつ、Windows Internet Explorer 8.0以上
※筆者中:最初のうちは、 Firefox や Chrome は特に必要ありません。ただし Internet Explorer 8.0 以上は必須です。

──2015年5月9日 追記──
現在のプロデルは.NET Framework 4 に準拠したものになっています。したがって、.NET Framework 4 が必要となります。「プログラムと機能」の一覧から確認してください。

.NET Framework 4以上 のダウンロードは、下記のURLからどうぞ。
http://www.microsoft.com/ja-jp/net/netfx4/download.aspx

──追記 ここまで──

──.NET Framework 2 の説明は削除しました──

■「プロデル」の入手とインストール

まず最初に「プロデル」のソフトウェアをインストールします。

公式サイト:日本語プログラミング言語「プロデル」
http://rdr.utopiat.net/index.html

にアクセスして、「プロデルのダウンロード (無料)」の所からダウンロードしてインストールします。最初にインストールする場合は、インストーラ付きが推奨されています。

インストーラは、普通のアプリケーションのインストールウィザードと同じ作りになっていますので、画面の指示に従って進めて下さい(ほとんど音声化されます)。

参考:日本語プログラミング言語「プロデル」 インストール方法
http://rdr.utopiat.net/docs/manual/index.htm
posted by yanikun at 05:50| Comment(1) | TrackBack(0) | produire

2012年03月28日

プロデルでのプログラム作りの準備

■プログラム専用のフォルダ

インストールが終わったら すぐにプログラム作りを……という気持ちはわかりますが、その前に簡単な準備を。それは、プログラム専用のフォルダの作成です。
マイドキュメントの中に、バラバラにプログラムのファイルを保存するようなことは避けて下さい。
また、Windows7 / Vistaで、既定のインストールフォルダ "C:\Program Files" にインストールした場合は、そのフォルダ内のファイルの編集に厳しい制限が設けられていますので、出来ればシステムドライブ以外の場所に、プログラムのファイルを保存するフォルダを作成して下さい。
※または、インストールする時に、システムドライブ以外の場所に(あらかじめフォルダを作成しておいて)、インストールして下さい。

■プロデルデザイナ

専用のフォルダの作成が終わったら、ショートカットアイコンやスタートメニューから「プロデルデザイナ」を起動します。これが「プロデル」でプログラムを作成するスクリプトエディタになります。
※以下、「プロデルデザイナ」のことを、単に「デザイナ」と表記します。

このデザイナには、様々な機能があるのですが、残念ながら ほとんどの機能が音声とキーボードでは利用することが出来ません。とりあえず、編集領域(エディタ部分)とAltメニューは使えますので、これでも何とかなります。

ただし、エディタを日本語入力モードにすると、アクセスキーが使えませんので、注意して下さい。アクセスキーとは、Altキー F S という具合にキーを押して行く操作で、Ctrl+S などのショートカットキーは使えます。

このデザイナ、はっきり言って重いです。メモリ 256MBのパソコンで Microsoft Wordを動かしているような感じ…って、使ったことないので適当に書いてますが。とにかく、かなり思いです。
それは、単に文字を表示しているだけではなく、入力された文字によって、様々な内部処理を行なっているせいです(…たぶん)。

■私のやり方の紹介

この、デザイナの重さに対する、私の対策を紹介しておきます。
短い簡単なプログラムの場合は、デザイナに直接 入力していきますが、長いプログラムの場合は「MyEdit」と「MyFile」を使って編集しています。

まず最初に、MyEditでプログラムを編集して、それをプログラム専用のフォルダに保存します。その時に、拡張子を「.rdr」とします。
次に MyFileでプログラム専用のフォルダを開き、保存したファイルを実行します。
拡張子の関連付けが済んでいれば、デザイナが起動します。

そこで F5キーを押してプログラムを実行して、結果を確認します。さらに編集が必要な場合は、デザイナを閉じてから MyEditに戻って編集 → 上書き保存して、再び MyFileから実行……という作業を繰り返しています。
なお、MyFileから既存のプロデルファイルを開く時は、Ctrl+Enter を押して MyEditで開きます。

■デザイナの設定

特に変更すべき設定はありませんが、私のように MyEdit と MyFile を使う場合は、文字化けすることがあります。その時は、ツールメニュー → オプションから設定ダイアログボックスを開き、「プログラム」の中の「エンコード」を「Shift_JIS」に変更して下さい。

■スクリーンリーダーの設定(PC-Talkerの場合)

PC-Talkerユーザーは、「句点を読む カッコを読む 」の設定にして下さい。
プロデルでは 「 」 ( ) 、 , など、カッコと句読点が重要な役割を果たしています。ですから、プロデルでプログラムを書く時は、必ずこの設定にして下さい。

ちなみに、私の環境は、Windows7 SP1 32bit + PC-Talker7 2.10a(2012年4月現在)
です。したがって、次回からの説明の中に音声ガイドの部分が出て来たら、それは PC-Talkerの音声によるものです。

■半角/全角

英語(アルファベット)で記述していく 他のプログラム言語では、あまり関係無いのですが、プロデルでは、日本語を使ってプログラムを書いていくので、半角と全角の違いが重要になります。
マニュアルやサンプルに書かれている文字の半角/全角を、よくチェックして、その通りにプログラムを記述するようにして下さい。
また、プログラムがエラーになった時も、自分の書いたプログラムの半角/全角をチェックしてみて下さい。

■字下げ

一部のプログラム言語では、字下げがプログラムの動作に影響を与えるものもありますが、プロデルの場合は、字下げの有無や深さは、プログラムの働きに全く影響を与えません。
他の多くのプログラム言語と同様、プロデルでも、プログラムの文章を Tabで字下げして記述することが推奨されています。しかし、これはあくまでも視認性の向上、つまり目で見てわかりやすいように字下げを使うべし、ということです。
音声ユーザーにとっては、そうした見た目の問題よりも、編集のしやすさの方を優先すべきと考え、私は一切 字下げはしていません。
※もちろん、お好みにより、字下げを使うのも自由です。
posted by yanikun at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | produire

2012年03月29日

プログラムを書いて実行してみる

プログラムを書いて実行してみる

■プログラムを書いて実行してみる

※ここから先の説明は、2010年6月21日付けのマニュアルから、一部を引用しながら書いてあります。より詳しく正確な説明は、下記のページでお読み下さい。

日本語プログラミング言語「プロデル」
http://rdr.utopiat.net/docs/manual/

それでは、いよいよ実際にプログラムを書いて、それを実行してみます。難しい説明は後回し。とりあえず、コンピューターに命令して動かしてみましょう。これで「面白い!」と思ったら、少しずつその先を勉強していくことにしましょう。

デザイナを起動して、日本語入力モードにします(起動時はオフになっています)。
そして、次の文字列を入力します(コピペでもOK)。

「こんにちは」を表示する

入力したら、F5キーを押します。
※実行メニュー → 実行 からも実行することが出来ます。

すると、「プロデルのメッセージ こんにちは エンターは OK」という音声ガイドがあり、ダイアログボックスが開きます。
Enterキー または Spaceキーを押して、このダイアログボックスを閉じます。そして、「 」 の間に、他のいろいろな文字を入れて試してみて下さい。

■Windowsの「メモ帳」を起動する

次に、現在 入力されている文字を全て削除して、次の文字列を入力して下さい。または、いったんデザイナを終了させてから再起動してもOKです。

「notepad.exe」を起動する

F5キーを押して実行すると、Windowsの「メモ帳」が起動するはずです。
※プロデルでは、Windowsの標準的なアプリケーションは、実行ファイルのフルパスを記述しなくても起動させることが出来る様になっています。それ以外のアプリケーションは、「 」 の間に実行ファイルのフルパスを入力すれば起動することが出来ます。

あと二つ 例を挙げます。
「メモ帳」は閉じて下さい。そして、また全ての文字を削除してから、次のように入力して実行します。

http://www.google.co.jp/」を開く

既定のブラウザが起動して、Googleのトップページが開きます。「 」の間に、別のURLを入力すれば、他のページが開きます。

次は、直接 Googleに検索させるプログラムです。

「新幹線」をググる

これを実行すると、やはり既定のブラウザが起動して、Google検索の「新幹線」の検索結果のページが開きます。

■プログラムのファイルを保存する

自分で書いたプログラムは、プロデルファイルとして保存しておきます。方法は次のとおりです。

1.Altキーでメニューを開き、下矢印キーで「名前を付けて保存」を選んで Enterキーを押します。「名前を付けて保存」のダイアログボックスが開きます。

2.この保存のダイアログボックスは、Windowsの標準のダイアログボックスなので、ファイル名を入力して、保存先を 前に作成しておいた専用のフォルダにして「保存」のボタンを押します。
※デザイナから保存する時は、ファイル名に拡張子を付ける必要はありません。自動的にプロデルファイルの拡張子 .rdr が付加されて保存されます。
posted by yanikun at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | produire